• Sanshin Gallery Exhibition

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「図書館の庭で拾う」越谷市立図書館 2017年

「図書館の庭で拾う」越谷市立図書館 2017年

ナガクボケンジ展
ナガクボケンジ

 

 
黙々と台座を作る作業は、時間を埋めることでもあります。同じスタイルを続けることは、ただ繰り返すという作業です。自分にとってはごく自然な、呼吸をするようなことなのです。ナガクボケンジ

「図書館の庭で拾う」越谷市立図書館 2017年

「図書館の庭で拾う」越谷市立図書館 2017年


 

 インスタレーションという手法で作品を発表しているナガクボケンジさん。2012年に続き、さんしんギャラリー善では2回目の個展を開催します。会場を埋め尽くす主役は桂やヒバの木を用いて作った10センチ角の白い小さな台座。何度も白い色を重ね塗りした美しい小箱です。その台座の内部をくりぬいて時計のムーブメントを設置します。その台座には小さな葉、枝、石など、ナガクボさんが愛おしむ品々が装飾されています。前回は、規則正しい配置の展示でしたが、最近は、ランダムな並べ方であっても主張が伝わると感じているそうです。
 ナガクボさんは、お父様の仕事の関係で小学校時代に駿東郡清水町湯川に移転しました。慣れない土地で過ごした日々。友人と遊んだことよりも湯川の地でひとり過ごした思い出が残っているそうです。今回は、その思い出の地から採取した品で彩りますが、自然のなかで過ごした思い出というよりも、そこに居たという自分の存在を確かめるために湯川の品々を選びました。

 愛らしい時計は1分間で1周し、少し停止して、再び動き始めます。会場全体に約1500個設置された台座から響く音は、決して揃うことはなく、思い思いの音色が響きます。「これは何の音?」と感じ、視線で音の根源を探し当てた時に驚きを感じるかもしれません。それぞれが奏でる音とその情景を楽しんでいただきたいものです。

(文/寺坂厚子)
 
「この窓の外をひろう」さんしんギャラリー善 2012年

「この窓の外をひろう」さんしんギャラリー善 2012年


 
 

 
 


次回開催の展覧会情報

 
 

Westward/部分(水彩・コラージュ) 210mm×295mm

Westward/部分(水彩・コラージュ) 210mm×295mm

河田 ヒロ展
河田 ヒロ
 
羽根ペンのある静物(水彩・コラージュ) 210mm×305mm

羽根ペンのある静物(水彩・コラージュ) 210mm×305mm


 
Monk's Fields(布) 200mm×220mm

Monk's Fields(布) 200mm×220mm


 
谷(水彩) 145mm×110mm

谷(水彩) 145mm×110mm


 
Website:
  https://hirokawada.blogspot.jp/
Instagram:
  https://www.instagram.com/hiro.kawada_artist/
今まで「ひとつひとつ」仕事をしてきた、今の仕事はその積み重ね。これからも「ひとつひとつ」……

 
 イラストレーション、挿絵、コラージュ、ミクストメディアなど幅広く活躍中の河田ヒロさんの個展を開催します。数々の作品の中から原画と出版物、水彩画を展示します。
 河田さんは、幼い頃からの「絵を描く人になりたい」という思いをデザインという方向で仕事につなげました。ステイショナリーを扱う会社と契約し、イラストレーターとして活躍後、持ち前の行動力で活動の場をイギリスに広げました。The Art Group Ltd. では、アート・ポスターなどの作品を発表し、ライフスタイルマガジン『COUNTRY LIVING』のイギリス版ではレギュラー・イラストレーターを務めます。多くの経験を積み帰国した河田さんは、作家の庄野潤三さんとの出会いから表紙画や挿絵を担当することになりました。挿絵は作品のイメージを理解した上でさりげなく表現することを求められます。ここでは、和を感じさせる挿絵を添えました。多くの作品を彩った、余韻のある表現は今も読者の心に刻まれています。常にアクティブに創作活動をしているように見える河田さんからのメッセージが印象的です。
 「呼吸を整えてゆっくりやると、仕事が悦びに変わる。悦びから生まれる仕事は、心からの仕事。これからも人に心が伝わる仕事ができたらと願います」
 自身の感性を大切にした創作への思いを伝える、東京と沼津で主宰するコラージュと水彩の教室では、2019年初夏に念願の英国へのアートツアーを企画、現地のクラフトアーティストたちとの交流をはかるそうです。
(文/寺坂厚子)
 
Juniper(水彩・コラージュ) 310mm×220mm

Juniper(水彩・コラージュ) 310mm×220mm


 
PHOTO/眞野 敦

 
 

イルモ w19×d14×h14cm

イルモ w19×d14×h14cm

広井 敏通

イベント
広井 敏通
 
 
クロコダイルシップ(部分) w190×d38×h38cm

クロコダイルシップ(部分) w190×d38×h38cm


 

 ペーパーアーティストとして活躍している広井敏通さんの個展を開催します。広井さんの作品は、建築に用いるような緻密な設計図を元に制作されています。優しいイメージの作品もシャープなラインを追求している作品も、すべて完成予想図に沿って創り上げる職人技の仕事です。
 かつて、映画「2001年宇宙の旅」から得た発想で創作した宇宙船は、白を基調とした研ぎ澄まされたフォルムが印象的で、素材が紙であることを感じさせない作品として話題になりました。「スケール感を表現するためには、細部までディテールにこだわり、完成度を高めることが重要」と語るように、以後も妥協を許さない姿勢で次々と作品を発表しています。
 広井さんは、オリジナルの形を重要視するためイメージした形に到達するまで研究を重ねています。雑誌「ディノス」の表紙では、毎回、洗練された広井ワールドの作品が話題になりました。近年は、アニマルシリーズとして、空想の世界に存在する動物を愛らしく表現。動物の性格を考えながら、紙ならではの素材の温もりを感じさせる、子供も大人も楽しめる作品を発表しています。
 一方で、空間をアートで彩る活動も行っています。伝統的な「美濃和紙のあかりアート展」では審査員で活躍。また、下田市で14年間続いた「風の花祭り」では、花の形をしたかざぐるまで会場を彩る企画を主宰してきました。鮮やかな配色のかざぐるまが風に揺れ、多くの人々の心を和ませていました。今回の個展では、今までの作品の紹介と共に「花のかざぐるまを作ろう」イベントも開催します。

(文/寺坂厚子)

 

アニマルキッズ

アニマルキッズ


 
花のかざぐるま

花のかざぐるま


 
メリル w47×d40×h55cm

メリル w47×d40×h55cm


 
PHOTO/眞野 敦