• Sanshin Gallery Exhibition

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見返り美人・深緋001 2018 絹にデジタル染、フォイル、木製パネル W80xL80xD3.0cm

見返り美人・深緋001 2018
絹にデジタル染、フォイル、木製パネル W80xL80xD3.0cm

石井 亨 展
石井 亨

photo by piczo

 

 
BLASTⅠ 2013 絹に糸目友禅染、フォイル、木製パネル W100xL141xD4.4cm

BLASTⅠ 2013
絹に糸目友禅染、フォイル、木製パネル W100xL141xD4.4cm


 
day 100917 2017 絹に糸目友禅染、フォイル、木製パネル W47xL63.3xD5.5cm

day 100917 2017
絹に糸目友禅染、フォイル、木製パネル W47xL63.3xD5.5cm

現代における革新的な伝統工芸の価値を考察したい 石井亨

 日本独自の染織技法である糸目友禅染をデジタルと融合し、新たな芸術の世界を展開している
石井亨さんの作品展を開催します。表紙は石井亨の「見返り美人」図。江戸初期に菱川師宣が描いた「見返り美人」は、当時の最新ファッションスタイルとして注目されました。魅力的な女性の後ろ姿が印象的です。石井さんの「見返り美人」は、糸目友禅染の柔らかな線描写に明るい色調が相まって、時代感覚が伝わります。細部を観ると、模様の中には作者のメッセージも表現されており、アナログとデジタルの融合など、幅広い世界観を感じさせます。
 アーティストとして活躍している石井さんですが、進路を決める頃は、ファッションデザイナーを目指していました。素材となる生地に注目し、大学で染織を学ぶことを選びます。染織には様々な技法があり、その中で糸目友禅染と出会い、約四百年の歴史をもつその自由闊達な表現力に魅了されます。糸目友禅染は、生地に模様を染める際に防染として糊置きをしてから色を挿していきます。
 石井さんの手法は、伝統的な技法のニュアンスを生かしながら、色柄などは現代の様々な情報を取り入れてデジタル技術を駆使して表現しています。また、日々の暮らしや震災などで感じた現代社会のでき事などを反映した作品も発表。アナログとデジタル、過去と現代などを様々な対峙する情報で取り入れた作風を創り上げています。大らかな表現を通して、「現代における革新的な伝統工芸の価値を考察したい」という作者のメッセージを受け止めたいものです。
  

(文/寺坂厚子)

次回開催の展覧会情報

Cosmic Mandala(エッチング、陶紙)

Cosmic Mandala(エッチング、陶紙)

鈴木 秀昭 展
鈴木 秀昭

 

 
Leaf Mechanics in Glass Box (ガラス:二見工房)

Leaf Mechanics in Glass Box (ガラス:二見工房)

Baby's Heads for Altar

Baby's Heads for Altar

 
Wing Mechanics

Wing Mechanics

 陶芸家・鈴木秀昭さんのさんしんギャラリー善では2回目の個展を開催します。鈴木さんはアメリカの大学で社会学を学び、卒業後に石川県で九谷焼の技術を習得。その後再渡米し、大学院で陶芸を専攻します。日本とアメリカで陶芸の技法や取り組み方を学び、帰国後は伊豆高原に工房を構え、陶芸家として活躍しています。
 個展のタイトル『JOMON&IROE』は、『縄文』と『色絵』を表します。立体的な『縄文』と平面的な『色絵』のコラボレーション。「縄文も色絵も自分にとっての装飾」と位置付けている鈴木さんならではの作品展です。「大学院では、創作だけではなく、ものを作る意味や作り手の姿勢などを学び、考えるようになりました。その時、偶然見かけた縄文土器の写真に衝撃を受けたのです。縄文土器は紐によるレリーフ状の装飾が施された作品に見えました。縄文時代の人が何を考え、何のために作ったのか、という謎が沸き上がりました」
 その『縄文』に対する思いは、現在も創作の根底にあり、素材を磁土に変えたり、九谷の『色絵』を施したりと独創的な作風に取り組んでいます。自然をそのまま表現していた縄文土器の原点から時を経て、現代の『縄文』と『色絵』、それぞれが重なり合った独自の世界をご覧ください。

(文/寺坂厚子)
Cosmic Spring

Cosmic Spring