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ガラスを通して外の光を室内で感じる、欧米でのガラスの楽しみ方を知り、
それを生かした作品を作っています                  辻 晋吾

中:海色香水瓶 h12×φ7.5㎝ 左:海色ボトル h27×φ10㎝ 右:海色花器 h16×φ7.5㎝海の森(部分) h13.5×φ28㎝色網紋花器 h15×φ23㎝

 ガラス作家の辻晋吾さん、井田未乃さん夫妻は、西伊豆町のガラス工房光箱(ライト・ボックス)で、趣の違う作品を制作しています。ガラス工芸を学ぶための専門学校を卒業した辻さんと井田さんは、その後の仕事場で出会い、以後共に活動、それぞれの世界観を伝える作品展を各地で開催しています。

 辻晋吾さんは、偶然、開催されていた国際ガラス展を訪れて、ガラスの技法に興味をもち、「ガラス作品を作ってみたい」と決心し東京ガラス工芸研究所に入学しました。その後、渡米し、制作方法を学ぶと同時に芸術品としてのガラス作品が彩る文化に衝撃を受けます。日常使いや、アートとしてのガラスの存在、光の入り方でガラスの美しさが違うなど日本とは違った魅力を知ることとなります。帰国後、グラススタジオに勤務し、独立後は西伊豆の工房で制作しています。
 「今は西伊豆の自然の形やそこから感じたものを、一度自分に取り込んでみてから表現したい器やオブジェに凝縮して作ろうと思っています。また、素材としてのガラスを追求しながら制作しています」

 井田未乃さんは、アートにかかわる仕事をしていた両親の元で育ちました。「物を作ることが自然な環境でしたが、どの様な素材で何を作ろうかと悩んでいた時に見た、ルネ・ラリック展で、自然をモチーフにしたジュエリーやガラスに感動しました。色々な質感を表現できそうでガラスは面白そうだなと思いました」。そして、東京ガラス工芸研究所に入学し、その後、グラススタジオでアシスタントを経て、辻さんと一緒に独立し現在に至ります。
 「移り変わる自然の風景・現象・草花などの色や形、日本ならではの色など、自分の心惹かれるものから作品を創作しています。見る人や使う人が何かを感じてもらえる作品を作っていきたいと考えています」

(文/寺坂厚子)

表現の多様性に魅力を感じ、この素材で何かを作ってみたい。
それがガラスへの道に入るきっかけとなりました   井田 未乃

植物園 h28×φ17.5㎝Land scape h11×w29×d25㎝花模様蓋物 h6.3×φ6.5cm