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ビアンブニュ S130 2017年 油彩

ビアンブニュ S130 2017年 油彩

横井山 泰 展
横井山 泰

 

 
港町ブルース F150 2000年 油彩

港町ブルース F150 2000年 油彩

よもやま 80×80×80㎝×3 2014年 アクリル・木

よもやま 80×80×80㎝×3 2014年 アクリル・木

穏やかな日常を作品に込めて
 さんしんギャラリー善では二回目となる、画家・横井山泰さんの作品展を開催します。作品に登場する人、動物、鳥などは、表情豊かで観る人の心が和みます。作品にはそれぞれコメントが添えられており、より親しみやすく楽しめます。
 現代社会では、様々な方法で自身の意見をアピールする方法がありますが、横井山さんの作品はその先駆けともいえます。作者の観た情景の奥にあるストーリーを油彩やアクリルなどの手法で表現しているのです。今回出品する作品のひとつ「港町ブルース」(上)には何処とも知れぬ港町と、たくさんの人々が描かれています。画業は変遷し、次第に背景をあいまいにしていく手法になり、「ビアンブニュ」(パンフレットの表紙)のような作品が誕生しました。しかし、一見、単純に観える背景の底には、人や動物などが塗り込められており、物語が潜んでいます。片隅には横井山さんが隠れているかもしれません。
 また、横井山さんは様々な表現方法も提案しています。「よもやま」(左)は大きなキューブを三段重ねています。それぞれを回すことで違う絵になる参加型の試みです。お面は鑑賞者が被って画面の前に立つことで「絵の中に入る」ための表現として人気があります。

(文/寺坂厚子)
 
お面(モカ) 25×25×18㎝ 2018年※着用して撮影可能です。

お面(モカ) 25×25×18㎝ 2018年
※着用して撮影可能です。


 

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ポートレート写真展
眞野 敦

 

 

 
 
さんしん夏の特別企画展

伊東市の今と昔の写真展
協力:伊東市 

 
2017年に市制施行70周年を迎えた伊東市は、それを記念して、昨年、公募や市所蔵の写真で「今昔写真展」を開催しました。昔の写真と同じ場所で撮影した現在の写真も同時に展示しました。今回は、その中から約40点を選び、「さんしんギャラリー善」で展示します。伊東の街の移り変わりを楽しめる企画展です。
 
 
 
 
 
 
 

 

鉄釉鉢 23.0×18.5cm

鉄釉鉢 23.0×18.5cm

吉田 直嗣 展
吉田 直嗣

 

 

 繊細で凛とした雰囲気が漂う作風が魅力の吉田直嗣さんの個展を開催します。轆轤を自在に操り、独特の釉薬を用いて創り上げる数々の作品は、使い手が自在に楽しむことで、日常の様々なシーンで映えると定評があります。
 吉田さんの人生を彩る出会い、まず初めは大学時代です。専攻は環境デザインでしたが、自身の目指すものは自分の手で形として完成させることだと自覚します。それがサークルで出会った陶芸でした。ひとり暮らしを始めた時期でもあり、自分の使いたい器を考えるきっかけにもなりました。卒業後、伊豆高原の陶芸教室で働きながら模索は続いていました。その後、折々に出会った方々との縁で白磁の第一人者である黒田泰蔵氏に師事する機会を得ます。多忙な日々で学んだ白磁の美しさ。大学時代に雑誌で見た憧れの作品の作者の元で多くのことを学ぶことができたのです。独立後は高度な技術を要する黒い釉薬に試行錯誤しながら取り組み、発表の場を求めていました。

 その後、紅茶と器を楽しむ企画で紅茶には白磁が映えるという発見(出会い)があり、白磁のカップ&ソーサーも手掛けるようになりました。自身の創作性を追求し、完成した作品は黒と白が織りなす世界として確立しました。「形」を表現することが好きという選択から始まった作陶の日々ですが、人生の中で出会った人々との縁が現在に生きているといえます。磁器も陶器も扱う吉田さんは、シンプルななかに「美しい形」を追求した作品を発表しています。無駄を省き、そぎ落とされたフォルムは、無機質に見えることもありますが、手に取ると轆轤ならではの個性を感じることができます。





(文/寺坂厚子)
花入 9.5×16.5cm 5.5×19.0cm

花入 9.5×16.5cm 5.5×19.0cm

白磁鉄釉碗(左から) 11.0×8.5cm 10.5×9.0cm 11.0×8.0cm

白磁鉄釉碗(左から) 11.0×8.5cm 10.5×9.0cm 11.0×8.0cm


 
ろくろ轆轤に向かう時が楽しくて、美しい形を追求しながら創る喜びを感じています。吉田直嗣
白磁鉄釉台皿 20.5×6.0cm 25.0×4.0cm 18.5×7.0cm

白磁鉄釉台皿 20.5×6.0cm 25.0×4.0cm 18.5×7.0cm

杯 11.5×5.0cm

杯 11.5×5.0cm


 

『ぼくらんち』村中李衣著/〈読んであげて〉毎日新聞大阪本社版連載童話 2015年
ちばえん展

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『ぼくらんち』村中李衣著/〈読んであげて〉毎日新聞大阪本社版連載童話 2015年
 
ちばえん

 

 
コラージュ:「ゴーゴー梨キャップ」2015年

コラージュ:「ゴーゴー梨キャップ」2015年

 アーティストであり、イラストレーターとしても活躍しても活躍している、ちばえんさんの作品展を開催します。
 今回のテーマは、BANQUET(バンケット)。ジャンルを超えて創作している様々な作品を紹介し、宴のように心が弾む時間、空間を演出します。
 ちばえんさんは、美大卒業後に広告代理店でグラフィックデザイナーとして活躍していましたが、結婚を機に退職し、自由な発想で表現するアーティストとしての道を選びました。子供との思い出を生かしたオブジェ、身近な素材を生かしたコラージュなど多彩な表現力で立体、平面にこだわらないオリジナルの世界を展開しています。「楽しいこと、面白いことを表現している」というように、どの作品にもちばえんさんの持ち味である、自身も楽しんでいるという様子が伝わります。一方で、新聞や雑誌の連載に寄せる挿絵の仕事も長く続けています。著者の原稿を読み、その思いを絵を通して表現する重要な役割です。こちらは、客観性を大切にする、読者と作者をつなぐ役割です。
 さて、このページの所々に、小さく添えた「着せ替え画」は、様々な年代の人々のイラストに包装紙や身近な素材を用いて装飾したオリジナル作品。現代を生きる人々の弾む心が伝わります。展覧会会場では、たくさんの仲間が宴を盛り上げてお待ちしています。
(文/寺坂厚子)
オブジェ:「飛翔願望」2016年

オブジェ:「飛翔願望」2016年

 
 
 
着せ替え画
  
着せ替え画
 
挿絵:『徒然草REMIX』酒井順子著 「小説新潮」連載コラム2009~2011年

挿絵:『徒然草REMIX』酒井順子著 「小説新潮」連載コラム2009~2011年


‘11生きる 100号

‘11生きる 100号

朝倉 由美 展
朝倉 由美

 

 
‘11生きる(部分) 80号

‘11生きる(部分) 80号

‘10生きる 100号

‘10生きる 100号

 
 
 画歴48年の朝倉由美さんは、絵画指導をしながら公募展に出品し続けています。幼い頃から絵を描くことが好きで様々なものを描き、風景や人物、静物を描くときも、独特の感性を持ち合わせていたという朝倉さん。近年、描いている作品「生きる」シリーズの空気感漂うイメージの奥深くにある線と面の重なりには、人の体の息づく様子が秘められています。
 「美大卒業後に裸婦を描くことで学んだことは大きく、現在も人体のフォルムや動きによる表現を大切にしています。人体のフォルムから湧き出る空気感、透明感の色彩の美しさ、ダイナミックな線と面の動き、脳裏の風景も入れつつ、作品全体の躍動感漂う流れや動きを追求し、制作しています」。
 今回展示する2004年からテーマとして表現している「生きる」の作品には、常に人物が描かれています。「逆境や苦難のなか、葛藤を乗り越えて、どう生きるか、という思いを表現したい。さらに、これまで大勢の方と出会い、励ましをいただき、試行錯誤しながら続けることができたことへの自分の感謝の気持ちも込めています」。朝倉さんの描く「生きる」の世界を感じていただきたい作品展です。
(文/寺坂厚子)

外に向かって大きく羽ばたく流れ、エネルギー。「生きる」を描く。生命感、躍動感を追い求めて 朝倉由美
 
‘13生きる 100号

‘13生きる 100号


西伊豆富士 P20 水彩

西伊豆富士 P20 水彩

太田昭 富士山百景展
太田 昭

 

 
オリジナリティあふれる富士山の姿を描き続けて
 富士市在住の画家・太田昭さんは、雄大な富士山が窓の一面に広がるアトリエで独創的な富士山を描いています。油彩、水彩、アクリルなどの様々な手法、具象、抽象を織り交ぜた表現方法などで、独自の世界を展開しています。静岡県内で富士山を眺める場所に出向く際は、その地を特定する風景を取り入れることもありますが、あまり具象化せずに、見る人の創造力を掻き立てるような楽しみを提案しています。
 「富士山の絵に取り組む前は、人間の〝喜怒哀楽〟を鳥人に託した〝鳥人物語〟を描き続けていましたが、富士山を描くようになって、豊かな自然のなかで存在感のある富士山を自分なりに描くことが楽しくなりました。写真とは違い、絵画だからこそ表現できる構図や色彩が楽しいと考えて、常に新鮮な気持ちで富士山に向き合っています」

 大学で美術を専攻したのは、幼い頃に触れた親戚の染物工場での体験だったそうです。その影響で小・中学校では絵を描くことが好きになり、自由な発想の色彩感覚も覚えたようです。師に恵まれ、指導を受けながら創作していた日々。自分が教師となり、教え子にも恵まれ、今でも交流が続くほど、人との出会いを大切にしている太田さんです。
 その後、19年携わった教師を辞め、静岡県出版文化会に転職し、教材を作る仕事をしながら、自由に絵を描く時間を得ることを選びました。さらに、すべての職を退いた後は、自宅近くにギャラリーを設立し、アトリエをもちました。今後は、まず、画集「太田昭の富士山の絵」を発行することが目標であり、「アトリエの天井、床、壁を富士山の絵で埋め尽くすことが夢」と語ります。

(文/寺坂厚子)
松と満月富士 F6 水彩・アクリル

松と満月富士 F6 水彩・アクリル

 
満月岩富士 F6 アクリル

満月岩富士 F6 アクリル

富士と愛鷹ー日本平ー P20 水彩

富士と愛鷹ー日本平ー P20 水彩

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
飛翔黒富士 F100 アクリル

飛翔黒富士 F100 アクリル


風通織着物 清明(風通織、染料/小鮒草)

風通織着物 清明(風通織、染料/小鮒草)

大野 純子 展
大野 純子

 

 
草木染 ストール

草木染 ストール

紬織着物 熾火(おきび)(平織、経絣、染料/枇杷、赤芽槲)

紬織着物 熾火おきび(平織、経絣、染料/枇杷、赤芽槲)

 
 
 
 染織家の大野純子さんは、熱海市の網代湾を望む高台に工房を構え、草木の採取、糸の染色、さらに機に向かうなど、すべてをひとりで行う染織家です。自然な色調を生かした、洗練されたデザインの紬は、「自分が着てみたいデザインや色調が多くなります」という説明通り、現代感覚の配色でモダンな印象が魅力的です。日本各地には伝統的な織物がありますが、創作紬は作者の感性を表現した独創的な作風が特徴。無地感覚でありながら、微妙な色調の変化で表現する縞や格子などもオリジナリティあふれる作風です。今回は二重の布の表裏を入れ替えることで織り紋様を表す風通織の作品も発表します。高度な技法で織り上げた美しくモダンなきものです。
 染織に関わるようになったのは、都内でOLとして働いていた時でした。「手仕事が好きで織物がしてみたい」という願いを叶えるために紹介されたのが、東京都八王子市の織物工房が主催していた織物教室でした。そこで中山壽次郎さんに師事。「機織りをするなら、本格的に学び、きものを織りたい」と、自身が強く望み、仕事をしながら教室に通い、様々な技法を学びました。手仕事が好きだったこともあり、機を買い、家で織ることを始め、様々な公募展に出品します。その後、織物に専念するために静岡県に移り住むことになり、現在の生活が始まりました。四季折々の自然の変化を身近に感じる環境は、織物作家にとっては理想的です。「色は思い通りにはいかない」と語る大野さん。その色を生かして織り上げた無地紬など、おしゃれ着としての紬の存在を高める作品も紹介します。

(文/寺坂厚子)
刻(とき)の流れを経糸(たていと)に、大地の恵みを緯糸(よこいと)に、日々を織り上げています。大野純子
紬織着物 ノクターン(平織、経緯絣、染料/山櫨、臭木、小鮒草)

紬織着物 ノクターン(平織、経緯絣、染料/山櫨、臭木、小鮒草)